就労移行支援のサポート内容どんなサポートが受けられるのか・
どんな用途があるのか
就労移行支援で受けられるサポート内容
就労移行支援とは、一般就労(一般的な職場への就職)をめざす障害者の方が、就労に向けたトレーニングを行い、就職をを実現するまでのサポートを行う事業です。しかし、「実際にどのような支援を受けることができるのか」「就労移行支援に通って、本当に自分自身に合った就職先が見つけられるのだろうか」など、さまざまな疑問をお持ちの方も多いと思います。
就労移行支援のサポートやトレーニング内容は、各事業所によって異なりますが、一般的には下記のようなサポートを受けることができます。
職業準備性を
高めるためのサポート
はたらくためのさまざまな力を身に付けるために、職務にあたって必要な知識や技能はもちろん、周囲の人とのコミュニケーションや体調管理などもトレーニングします。
職業準備性とは?
一般企業で継続してはたらくことができるスキルや体調管理能力を「職業準備性」(または「就労準備性」)と呼びます。具体的には5つのカテゴリーに分かれており、「健康管理」「日常生活管理」「対人スキル」「基本的労働習慣」「職業適性」という資質に分かれます。職業準備性をできる限り高めることで、心身ともに安定した長期就労が可能になります。
職業準備性に沿ったプログラムの提供がミラトレの特徴の1つです。
職業準備性について、このページでは抜粋してご紹介します。
健康・日常生活管理
仕事から離れ、療養や休養に努めていた方の中には、規則正しい生活リズムを早く取り戻したいとお悩みの方も多いかもしれません。就労移行支援では、それらのお悩みを急ぐことなく解決に導けるトレーニングをご用意しています。
一般的な生活時間に合わせたライフスタイルの構築だけでなく、ご自身の障害理解や服薬等の日ごろの健康管理をはじめとする、自己管理に関するアドバイスも行います。
- 規則正しい生活
- 障害理解や服薬等の健康管理
- 給与の使い方などの金銭管理
- 一定時間の仕事に耐えられる体力づくりなど
ミラトレのこだわり
コミュニケーションスキル
(対人技能)
ビジネスを円滑に進めるために欠かせないのが、対人コミュニケーションに関するスキルです。仕事をする上で適切な距離感や意思疎通を図る訓練、ご自身の対人ストレス緩和など、人間関係構築のためのトレーニングを行っています。
自己分析やご自身の障害特性について理解を深める機会を設けますので、職場でのコミュニケーションにとどまらず、日常生活にも生かせるポイントが見つかるでしょう。上司や同僚との会話において苦手と感じやすい点をピンポイントで押さえた、以下のような内容も学びます。
- 感情のコントロール方法
- 注意されたときの対応方法
- 苦手な人へのあいさつの仕方
- トラブルが起こりがちな場面をうまく乗り切るためのコツなど
ミラトレのこだわり
ビジネススキル
(基本的労働習慣)
ビジネスシーンで必要とされる業務スキルも、就労移行支援で習得可能です。パソコンの基本的な使い方から書類の作成、ビジネスマナーに則った「報・連・相」(報告・連絡・相談)」のポイントなど、どのような職場でも役立つビジネスの基本を身につけましょう。
もちろん、特に苦手な分野があれば遠慮なくご相談ください。1人ひとりに合わせたサポートを行い、適切なスキルの習得につなげます。
- PC・基本ソフトの使い方
- 書類作成の方法
- ビジネスマナー研修
- あいさつや返事、報告・連絡・相談の習慣づけ
ミラトレのこだわり
自分に合った職場を
探すためのサポート
就職に向け、自分に合う職場や求人を探したり応募書類作成などのサポートが受けられます。企業実習やインターン制度など、実際に就職する前に企業での就労を体験する機会が得られる場合もあります。これは、一人での就職活動ではなかなか経験できないこと。就労移行支援制度を利用する、大きなメリットの一つです。
就職前の就労体験
就職してビジネスの現場に出る前に、就労体験の場を設け、はたらくイメージをつかむ機会を提供します。実際に障害のある方を雇用している企業への見学、その現場での短期間の職務実習(雇用含み実習)などを通じ、職場での障害に対する配慮を含めた「はたらき方」を体験することができます。 企業実習や職場見学を通して、自分の強みや向いている仕事・職場に気付くことができます。企業実習を経て、志望する職種や業種を変更する方も多く、就職に結びつくケースも少なくありません。
就職活動のサポート
就職活動に関するアドバイスやサポートも、就労移行支援では受けることができます。履歴書・職務経歴書の書き方や自己PRのポイントなど書類の添削や、面接練習などのシミュレーションはもちろん、支援員が面接に同行が可能な点は心強いでしょう。
- 履歴書や職務経歴書などの書類作成
- 模擬面接
- 面接同行
ミラトレのこだわり
安定就労を目指すためのサポート
企業に就職した後は、職場定着支援が受けられます。支援スタッフが職場と利用者との架け橋となり、お困り事や不安を改善できるようサポートします。
職場定着支援・就労定着支援
就労移行支援を経て就職をすると、就職後もミラトレによる「職場定着支援」を受けることができます。 利用者ご本人に対して支援を行うことはもちろん、就職した企業の人事担当の方、上長や同僚の方々からもお話を伺い、ご本人も職場側も共にはたらきやすい職場環境の構築に努めます。
どれだけ準備をして就職をしても、実際にはたらき始めてから新たな困りごとが生まれてしまうことは珍しいことではありません。就職後、職場には申し出にくいお悩みが生じたら、まずはミラトレまでご相談ください。支援員が引き続きサポートを行い、職場環境の改善に尽力します。場合に応じてご家族や医療機関、ハローワークや地域の就労支援センターなどにも連携し、就労の定着をサポートしています。
- 就職先企業への訪問
- 支援機関との連携
- 定期面談
- ご家族との連携
ミラトレのこだわり
就労移行支援に関するQ&A
ここでは就労移行支援に関して、よくあるご質問をまとめてみました。お問い合わせの前に、ぜひご覧ください。
利用料金はかかりますか?
ミラトレでは、9割の方が無料でご利用されています。就労移行支援の自己負担額は前年の世帯所得に応じて変わりますので、ご自身でお住まいの自治体の役所へご確認いただくか、ミラトレへご相談ください。
どのくらいの期間通う必要がありますか?
就労移行支援の利用期間は「最長2年」です。ただし、それより早いタイミングで就職する方も少なくありません。
ハローワークの障害者雇用相談窓口とは違うのですか?
ハローワークと就労移行支援の違いは、「ピンポイントでの支援か、幅広く支援するか」という違いです。ハローワークの障害者雇用相談窓口は、あくまで就職活動単体を支援するもので、求人の紹介や就職活動自体のサポートにとどまります。一方で就労移行支援では、職業訓練や就労後の定着支援などまで実施しています。
トレーニングで身につくことは何ですか?
ミラトレのトレーニング(職業訓練)は、単に業務スキルが身につくだけではありません。社会人に必須となる業務マナーやビジネススキルの習得、職場で良好な人間関係を築くポイントなど、「安定して長くはたらくこと」に多岐にわたるトレーニングで自信を付けることができます。
就労移行支援の利用に
不安があれば、見学や体験利用を!
このページでは、就労移行支援で身につくさまざまなスキルや受けられるサポート、就労移行支援に関するQ&Aなどをご紹介しました。
就職そのものに対してさまざまな心配ごとがあることと同様に、就労移行支援を受けるにあたっても多くの不安や気になることがあるかと思います。また、就労移行支援サービスも数多くあるため、どの支援サービスを利用すべきか悩んでいる方も少なくないでしょう。
ミラトレでは、就労移行支援利用にあたってのさまざまなご相談にもきめ細かくご対応しています。「まずは資料請求から」「実際に支援事業所を見学してから決めたい」など、気になることやご要望があればいつでも、なんでもお気軽にお問い合わせください。見学だけでなく、3日間の体験利用も可能です。
就労移行支援のご利用に際して、1つでも迷ったことがあればまずミラトレまで。ぜひ、ご相談をお待ちしています。
就労移行支援についての疑問、ミラトレに関するご質問やご相談など、
お気軽にお問い合わせください。
資料請求や各事業所の施設見学も、こちらからお申し込みできます。