ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識

うつ病を抱えながら、仕事とどう向き合うべきか悩む方は少なくありません。「向いている仕事はどんな職種?」「逆に避けたほうがよい仕事はある?」といった疑問や不安を持つ場合もあるでしょう。
今回は、うつ病のある方に向いている仕事・向いていない仕事の特徴を整理した上で、産業医科大学教授である江口尚先生の解説のもと、仕事選びのポイントや無理せず長くはたらき続けるためのポイントを紹介します。
うつ病のある方が安心してはたらくためには、自分の特性や体調に合った仕事や職場環境を選ぶことが大切です。業務内容が明確で、無理のないペースではたらける環境はポイントの一つです。また、仕事内容だけでなく、職場の理解やサポート体制、勤務時間なども、無理なく長くはたらき続けるための大切な条件です。
- この記事で分かること
●うつ病のある方に向いている仕事・向いていない仕事
●うつ病のある方が活用できるサポート・支援機関
●うつ病のある方の仕事選びと長くはたらき続けるためのポイント
●家族や周囲の人ができるサポートの方法
目次
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・うつ病による仕事への影響
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・うつ病のある方に向いている仕事は?
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└うつ病のある方に向いていない仕事は?
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・うつ病のある方が活用できるサポート・支援機関
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・うつ病のある方の仕事選びのポイント
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└うつ病のある方はどのようなステップを踏んで就職を目指したらよいでしょうか?
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└うつ病のある方に向いている仕事や、注意が必要な仕事はありますか?
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└うつ病のある方が就職活動をする上で、大切にすべきことは何でしょうか?
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・うつ病のある方が仕事を長く続けるには?
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└うつ病のある方が、長くはたらき続けるために必要なことは何でしょうか?
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└どのようなはたらき方をすれば、長期就労につながりますか?
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・うつ病のある方の家族や周りの人ができるサポートは?
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└家族ができるサポートについて教えてください
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└うつ病のある方への接し方で、注意すべき点はありますか?
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└うつ病のある方の就職に向けて、家族はどうサポートしたらよいでしょう?
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・うつ病のある方の就労に関するよくある質問
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└Q. うつ病のある方に向いていない仕事はありますか?
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└Q. うつ病でも正社員としてはたらくことはできますか?
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└Q. うつ病でブランクがあっても再就職できますか?
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・うつ病のある方が就労について悩んでいる場合は就労移行支援「ミラトレ」へ相談を
うつ病による仕事への影響
うつ病の症状には、精神症状と身体症状の2種類があり、うつ病になると、仕事の場面でさまざまな不調や困りごとが生じやすくなります。
- 仕事での困りごと
●集中力が続かず、業務でミスが増える
●判断力や決断力が低下し、作業が滞る
●朝起きられない、出社する気力が出ない
●疲れやすく、以前と同じ業務量をこなせない
●人と接することにストレスを感じやすくなる
うつ病のある方に向いている仕事は?
代表的な職種としては、以下が挙げられます。
| 職種 | 向いている理由 |
|---|---|
| 事務・データ入力 | 決められた手順に沿って進める定型業務が多い |
| 軽作業 | 業務内容が明確で、自分のペースで進められる |
| Webライター・デザイナー | 在宅勤務が可能で業務量を調整しやすく、人間関係のストレスを減らせる |
| 専門職(研究職・開発職など) | 自分のペースではたらける。ただし、自己管理能力が必要 |
上記は、うつ病のある方すべてに当てはまるわけではなく、あくまで一例です。適性は人によって異なるため、自分の特性や状況に合わせて検討することで、心身への負担を抑えながらはたらき続けやすい仕事を見つけられます。
うつ病のある方に向いていない仕事は?
- 負担が大きくなりやすい仕事
●ノルマや成果主義が強い仕事:常にプレッシャーがかかり、精神的負担が大きい
●クレーム対応が多い仕事:不特定多数とのやり取りが多い
●夜勤やシフト制中心の仕事:生活リズムが崩れやすく、症状の悪化につながりやすい
●長時間労働が前提の仕事:休養の時間が確保しにくい
うつ病のある方が活用できるサポート・支援機関
- うつ病のある方が活用できる支援機関
●医療費のサポート
・自立支援医療(精神通院医療)
精神科の治療のため、定期的・継続的に通院している場合、かかった医療費を補助してもらえる制度です。所得に応じて1カ月当たりの自己負担上限額が設定されています。
●暮らしと社会生活のサポート
・精神障害者保健福祉手帳
税金の優遇制度や交通機関の割引、公営住宅への優先入居など経済的・福祉的なサービスを利用することができます。
●生活費のサポート
・障害年金
病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取ることができる年金です。
●就労のサポート
・就労移行支援事業所
・ハローワーク
・地域障害者職業センター
・障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)
●さまざまな相談ごとのサポート
・保健所
└都道府県別の保健所一覧
・精神保健福祉センター
└全国精神保健福祉センター一覧
・病院の患者会や家族会
└みんなねっと
うつ病のある方の仕事選びのポイント
| 項目 | チェック |
|---|---|
| 通院を継続できる勤務体制か | ☐ |
| 残業が少なく、労働時間が安定しているか | ☐ |
| 体調が悪いときに相談できる窓口や上司がいるか | ☐ |
| うつ病について理解のある上司や同僚がいるか | ☐ |
| 業務量を本人の状態に応じて調整できるか | ☐ |
周りの人が理解するべきこと

【監修者】
産業医科大学 産業生態科学研究所
産業精神保健学研究室 教授
江口 尚氏
【専門分野】
職場の心理社会的要因、治療と仕事の両立支援、障害者や中小企業の産業保健
家族ができるサポートについて教えてください
うつ病の方への接し方で、注意すべき点はありますか?
うつ病の方の就職に向けて、家族はどうサポートしたらよいでしょう?
仕事選びのポイント
うつ病の方はどのようなステップを踏んで就職を目指したらよいでしょうか?
1日2万歩以上を復職の目安とする産業医の先生もいます。自分だけでなく、家族や主治医、一緒にはたらく同僚からも「大丈夫」といってもらえるくらい安定した生活リズムを送れることが、就職へのステップとなります。
他には、認知力が回復してきているかどうかです。本をある程度読み続けられるとか、集中力を一定時間維持できるなどが就職の目安となるでしょう。
うつ病の方に向いている仕事や、注意が必要な仕事はありますか?
ただし、元の職場への復職を考えているならば、うつ病となった原因が改善されることが大切です。例えば、人間関係が原因でうつ病となった場合、復帰によって再発しないように、ご自身で対策がとれるようになっておくことが必要です。仕事内容や勤務時間の調整など、安心して復職できる条件について、医師に相談し、職場にも伝えていけると良いでしょう。休職前と同じ状況の職場へ復帰しても、再発する懸念があります。また、復職に合わせて他部署への異動を検討する場合は、環境の変化によるストレスがあることを意識しておきましょう。いずれにせよ、自分の意向をきちんと提示し、納得した上で安心してはたらける職場だとよいですね。
うつ病の方が就職活動をする上で、大切にすべきことは何でしょうか?
はたらき方や仕事を続けるコツなどを解説
うつ病の方が、長くはたらき続けるために必要なことは何でしょうか?
うつ病を経験し、はたらいている人の中には、自分の行動を変えていった人が多いです。発症前の状態に戻るために頑張るという方も多いのですが、元の状態に戻るのではなく、今の自分の状況に合わせてはたらき方や行動を変えていく方がよいと思います。自分自身との付き合い方を見直し、自分に合ったはたらき方をすることが重要です。
どのようなはたらき方をすれば、長期就労につながりますか?
もしも、食欲や睡眠に異変があったら注意しましょう。遅刻や欠勤が増えるなど、勤怠に乱れが生じたら再発を疑います。無理をしていないか、ストレスを感じていないかを見直し、必要であれば産業医や主治医に相談してくだい。勤務先に産業医がいない場合は、産業保健総合支援センター(さんぽセンター)にも相談できますので、問い合わせてみましょう。
※参考:産業保健総合支援センター(さんぽセンター)
まとめ
監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
■国家資格キャリアコンサルタント
■障害者職業生活相談員
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