ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識



パソコンスキルは、日常生活を便利にしたり、ビジネスを効率化したりと、幅広い場面で役立つスキルです。基本的なパソコンスキルを応募条件としている企業も少なくありません。しかし、「基本的なパソコンスキル」とひと口に言っても、その内容やレベルは職種や業種によって異なるため、「どの程度求められているのか?」「自分のレベルはどの程度なのか?」と疑問に感じている人もいると思います。この記事では、基本的なパソコンスキルの目安やその重要性、自信がないときの対処法について紹介します。
また、障害や難病のある人の就労をサポートする就労移行支援事業所でも、パソコンスキルを習得できる講座を提供しています。どのようなスキルが学べるのかもあわせて紹介します。参考にしてください。
就職の際に求められるパソコンスキルとは
就職の際に求められるパソコンスキルは、応募する企業や職種によって種類もレベルも異なります。一般的にはMicrosoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」といったビジネスソフトの基本操作と知識に加え、メールソフトの操作、データファイルの管理、ビジネスソフトを使った資料作成などが挙げられます。
面接では、このパソコンスキルについて「どの程度できるのか?」と質問されるケースがあります。そのため、業務レベルで使用できるソフトの種類や程度について説明できるよう、自身のスキルレベルの把握が不可欠です。
ここでは、基本的なパソコンスキルの目安を種類別に紹介します。自分のスキルレベルと照らし合わせて確認してみましょう。
面接では、このパソコンスキルについて「どの程度できるのか?」と質問されるケースがあります。そのため、業務レベルで使用できるソフトの種類や程度について説明できるよう、自身のスキルレベルの把握が不可欠です。
ここでは、基本的なパソコンスキルの目安を種類別に紹介します。自分のスキルレベルと照らし合わせて確認してみましょう。
種類 | 基本的操作スキル |
---|---|
Word | ・文字を入力し、文書を作成できる ・文字のサイズや種類の変更、中央揃えなどレイアウトの調整ができる ・表作成や画像の挿入ができる |
Excel | ・表やグラフを作成できる ・SUM関数、AVERAGE関数など簡単な関数を扱える ・罫線や文字の大きさなどレイアウト調整ができる |
PowerPoint | ・文字入力、画像や表の挿入により、プレゼンテーション資料を作成できる ・文字や画像などのレイアウトを調整できる ・画像の簡単な加工ができる |
メールソフト | ・基本のビジネスメールを作成でき、送受信がおこなえる ・CC・BCCの使い分けができる ・添付ファイルの圧縮・解凍ができる |
その他 | ・各種ファイルの拡張子を理解し、作成と保存ができる ・ファイル名の変更ができる ・フォルダ管理ができる ・検索エンジンなどで物事について調べられる など |
就労移行支援では、上記のようなパソコンスキルを習得できるプログラムが用意されています。一般的に事務職系に必要とされる基本的なスキルが習得できるほか、就労移行支援事業所によってはプログラミングスキルを身につけられるところもあります。
パソコンスキルの重要性
インターネットが普及し、幅広い職種や業種でパソコンが活用される時代になりました。以前は手書きでおこなっていた事務処理や書類作成も、今ではパソコンでおこなうのが当たり前になってきています。業務によっては、パソコンの使用が前提になっている場合もあります。
そのため、求人票にも応募条件や推奨スキルとして「基本的なパソコンスキル」と明記されている場合が多く、パソコンスキルを重視する企業が増えています。たとえ求人票に記載がなかったとしても、ほとんどの企業で何かしらパソコンを使用している状況と言えます。
そのため、求人票にも応募条件や推奨スキルとして「基本的なパソコンスキル」と明記されている場合が多く、パソコンスキルを重視する企業が増えています。たとえ求人票に記載がなかったとしても、ほとんどの企業で何かしらパソコンを使用している状況と言えます。
パソコンスキルに自信がない場合は、資格取得にチャレンジしてみる
パソコンスキルに自信をもてない場合、資格取得を目指すのもおすすめです。就職に有利にはたらく場合や、面接の際にも資格名を伝えることで、パソコンのスキルレベルを伝えやすくなるメリットがあります。また、「基本的なパソコン操作ができる」と自信をもってアピールできるようになるでしょう。
ここでは、就職の際に役立つおすすめのパソコン資格を紹介します。
ここでは、就職の際に役立つおすすめのパソコン資格を紹介します。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
Microsoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」などOfficeソフトのスキルを判定する検定試験です。認定機関はマイクロソフト社で、日本における試験運営は、オデッセイコミュニケーションズが運営しています。 この検定に合格することで、社会人に必要とされる、一定のパソコンスキルを証明できます。多くの企業や教育機関で取得を推奨されており認知度も高いため、就職活動において一定のアピール効果が期待できます。
※参照:MOS公式サイト『マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)』
※参照:MOS公式サイト『マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)』
日商PC検定
日商PC検定は、パソコンを使ったビジネス文書や資料の作成など、ビジネスシーンで必要とされるパソコンスキルを判定する検定試験です。日本商工会議所が実施しています。ベーシック・3級・2級・1級と4つのレベルがあり、3級では「企業実務に必要とされる基本的なIT・ネットワークの知識、スキルを有し、業務に利活用できる」レベルとされています。
※参照:日本商工会議所・各地商工会議所『日商PC』
※参照:日本商工会議所・各地商工会議所『日商PC』
VBAエキスパート
VBAエキスパートとは、Microsoftの「Excel」「Access」などOfficeソフトに搭載されているマクロ機能やプログラミングのスキルを証明する資格制度です。VBAとは、Officeソフトのマクロの作成に用いられるプログラミング言語です。VBAエキスパートの資格を取得すれば、VBAやマクロのスキルがあることを証明できるため、Officeアプリケーションを使用する企業ではたらく際に有効と言えます。
※参照:VBAエキスパート公式サイト『VBAエキスパート』
※参照:VBAエキスパート公式サイト『VBAエキスパート』
ITパスポート
ITパスポートは、ITの基礎知識を証明する国家試験で、経済産業省が認定しています。仕事をする上で必要とされるITの基礎知識、経営戦略、法務、財務、プロジェクトマネジメントなど、幅広い分野の知識を習得できます。IT系の国家試験の中では最も難易度が低く、IT知識の入門としてエンジニア職以外にも事務職や営業職など幅広い職種の社会人が取得しています。情報処理の仕組みに限らず、経営全般に関する知識も学べるのが特徴です。
※参照:情報処理推進機構『ITパスポート』
※参照:情報処理推進機構『ITパスポート』
就労移行支援で身につくパソコンスキルは?
就労移行支援とは、障害や難病のある人が、一般企業への就職を目的としたスキル習得やトレーニングなど、就職活動におけるサポートを受けられるサービスです。
ほとんどの就労移行支援事業所では、基本的なパソコンスキルの講座を提供しています。中には、プログラミングやWebデザインなどを学べる事業所もありますが、提供されるプログラムや講座は事業所によって異なるため事前の確認が必要です。
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、主に事務職に必要とされる下記のようなパソコンスキルが学べます。
ほとんどの就労移行支援事業所では、基本的なパソコンスキルの講座を提供しています。中には、プログラミングやWebデザインなどを学べる事業所もありますが、提供されるプログラムや講座は事業所によって異なるため事前の確認が必要です。
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、主に事務職に必要とされる下記のようなパソコンスキルが学べます。
- 必要とされるスキル例
・Word、Excel、PowerPointなどOfficeソフトの基本操作
・手順書や議事録など、ビジネス書類の新規作成や更新
・請求書・納品書など、テンプレートを使用した書類作成
・プレゼンテーション資料の作成
・ビジネスメールの作成
・データ入力やタイピングの基礎習得からレベルアップ など
パソコンスキルに限らずメールの書き方や電話対応、ビジネス上で必要となるコミュニケーションなど、さまざまなビジネススキルについて学習できるのが特徴です。
就労移行支援事業所「ミラトレ」で身につくビジネススキルについて、詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
※関連記事:『ミラトレのご支援』
就労移行支援事業所「ミラトレ」で身につくビジネススキルについて、詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
※関連記事:『ミラトレのご支援』
就労移行支援事業所の通所中に資格を取って自信がついた事例
E.Kさんはうつ病により前職を退職後、1年間の休養を経て再就職のために就労移行支援事業所「ミラトレ」の利用を開始。支援員からの何気ない気配りや手厚いサポートに支えられながら、就職活動でアピールできる「強み」が必要だと考え、通所中にMOS Excelの資格を取得しました。面接でも自信をもって自身のパソコンスキルをアピールし、再就職に成功。E.Kさんは、現在の業務でもパソコンスキルや知識を活かせているとのことです。
※関連記事:E.Kさんの就職事例『チャレンジ精神をもち、業務の領域拡大に貢献したい』
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実務的なパソコンスキルを学ぶなら就労移行支援事業所「ミラトレ」がおすすめ
パソコンスキルは、今やほとんどの企業で必須と言っても過言ではありません。しかし、求められるパソコンスキルの内容やレベルは、業種や職種などによって異なります。そのため、自身のパソコンスキルがどの程度なのか、把握しておく必要があります。
また、就労移行支援事業所に通所してパソコンスキルを習得したいと考えている場合は、自分が習得したいパソコンスキルが学べるかどうか、事前に確認することをおすすめします。
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、Word、Excel、PowerPointなど、Officeソフトの基本操作から始まり、手順書や議事録の作成、請求書・納品書の作成、プレゼン資料の作成、ビジネスメールの作成など実務的なパソコンスキルを学べる講座を用意しています。事務職はもちろん、ビジネス上で必要となるパソコンスキルを身につけたいと考えている人におすすめです。
就労移行支援の利用を検討している方に向けて、見学や利用体験もおこなっています。ミラトレの利用方法やパソコンスキル講座について詳しく知りたい方は、気軽にお問い合わせください。
また、就労移行支援事業所に通所してパソコンスキルを習得したいと考えている場合は、自分が習得したいパソコンスキルが学べるかどうか、事前に確認することをおすすめします。
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、Word、Excel、PowerPointなど、Officeソフトの基本操作から始まり、手順書や議事録の作成、請求書・納品書の作成、プレゼン資料の作成、ビジネスメールの作成など実務的なパソコンスキルを学べる講座を用意しています。事務職はもちろん、ビジネス上で必要となるパソコンスキルを身につけたいと考えている人におすすめです。
就労移行支援の利用を検討している方に向けて、見学や利用体験もおこなっています。ミラトレの利用方法やパソコンスキル講座について詳しく知りたい方は、気軽にお問い合わせください。

執筆 : ミラトレノート編集部
パーソルダイバースが運営する就労移行支援事業ミラトレが運営しています。専門家の方にご協力いただきながら、就労移行支援について役立つ内容を発信しています。
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