ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識

就労移行支援を利用することは、人によって向き不向きがあります。就労移行支援の利用を検討している人のなかには、「自分は就労移行支援に向いているのだろうか?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。就労移行支援は、一般企業への就職を希望する障害や難病のある人を対象に、就労に必要な知識・スキルの習得をサポートする障害福祉サービスです。就職を保証するサービスではなく、利用者にも心構えが求められます。就労移行支援を利用する目的をしっかりと理解した上で、自分に向いているか向いていないかを判断して利用を検討しましょう。この記事では、就労移行支援についての基礎知識と、就労移行支援の利用に向いている人・向いていない人の特徴について詳しく解説します。
目次
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1.就労移行支援とは
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2.就労移行支援の対象者・料金・期間
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2-1.就労移行支援の対象者
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2-2.就労移行支援の利用料金
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2-3.就労移行支援の利用期間
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3.就労移行支援で取り組めること
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4.就労移行支援に向いている人向いていない人
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4-1.就労移行支援の利用に向いている人の特徴
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4-1-1.障害や難病があり、就職活動に不安がある人
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4-1-2.就職活動に苦戦している人
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4-1-3.就職に意欲があり、主体性をもった人
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4-1-4.一般雇用・障害者雇用の形態にこだわりがない人
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4-2.就労移行支援に向いていない人の特徴
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5.就労移行支援事業所の探し方
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6.就労移行支援「ミラトレ」で自分に向いている仕事を見つけよう
就労移行支援とは
最長2年間の利用期間のなかで、就労移行支援事業所に通いながら一般企業への就労を目指します。就職後も、職場への定着を目的にカウンセリングなどの支援を継続して受けられるのが特徴です。
※関連記事:『就労移行支援とは』
就労移行支援の対象者・料金・期間
就労移行支援の対象者
- 条件
・精神障害・発達障害・知的障害・身体障害・難病(障害者総合支援法の対象疾病)のある人
・サービス利用開始時点で65歳未満の人
・一般企業への就職を希望する人
障害者手帳がなくても医師の診断・定期的な通院があれば申請可能な場合や、例外的に対象となるケースもあるため、希望する事業所の対象者を確認しましょう。就労移行支援の対象者について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
※関連記事:『就労移行支援の対象者』
就労移行支援の利用料金
| 区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
|---|---|---|
| 生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 低所得 | 市町村民税非課税世帯(※1) | 0円 |
| 一般1 |
市町村民税課税世帯 (所得割16万円未満:※2) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム等利用者を除きます。(※3) |
9,300円 |
| 一般2 | 上記以外 | 3万7,200円 |
※1 3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入がおおむね300万円以下の世帯が対象となります。 ※2 収入がおおむね600万円以下の世帯が対象になります。 ※3 入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。 ※関連記事:『就労移行支援の利用料金』
また、繊細さは、芸術や創作の分野でも力を発揮しやすく、外部からの些細な刺激が強烈なインスピレーションとなり表現に活かせるケースもあります。
このように、自身の特性を強みと捉え、視点を変えることにより、ストレスや不安が軽減できる可能性があります。
就労移行支援の利用期間
ただし、あくまで「2年以内の一般就労」が目標のため、2年間在籍しなければならないわけではありません。個人差はありますが、半年~1年程度で就労を実現している人もいます。
就労移行支援はトータルの利用期間が2年を超えていなければ、2回目、3回目と再利用もできます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
※関連記事:『就労移行支援の利用期間』
就労移行支援で取り組めること
- サポート一覧
体調や就職活動に関する相談
各種スキルの習得
就職活動のサポート
就職前の就労体験
職場定着支援
体調管理の支援、日常生活管理の支援 など
※関連記事:『就労移行支援のサポート内容』
就労移行支援の利用に向いている人向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 | |
|---|---|---|
| 体調 | 安定している | 安定していない |
| 就職時期 | 今すぐ就職する自信がない | 今すぐ就職したい |
| 就労経験 | 経験がない・少ない | 経験に対するこだわりが強い |
| スキルレベル | 実務レベルに満たない、自信がない | 実務レベルを満たしている |
| 金銭面 | 生活費がある | 当面の生活費の確保に不安がある |
また、就労移行支援の利用にあたって、賃金の支払いは発生しません。就労移行支援に通っている間は、家族の生活支援を受けるか貯金などによって生活費を補う必要があります。
上記を踏まえた上で、就労移行支援の利用に向いている人と向いていない人の特徴について以下で詳しく解説します。
就労移行支援の利用に向いている人の特徴
- 特徴
障害や難病があり、就職活動に不安がある人
就職活動に苦戦している人
就職に意欲があり、主体性をもった人
一般雇用・障害者雇用の形態にこだわりがない人 など
障害や難病があり、就職活動に不安がある人
就職活動に苦戦している人
就職活動がうまくいかない理由はさまざまありますが、主な原因として以下のようなものが考えられます。
- 主な要因
・障害や病気に対する自己理解ができていない
・自分に合った仕事を理解していない
・コミュニケーション能力が不足している
・基礎的なビジネススキルや知識が不足している
・計画的に進められない
・一人でおこなう就職活動に孤独を感じている など
また、就労移行支援では、年齢や経験は異なっても、障害や困りごとをもつ人に出会えます。一緒に頑張っていける仲間ができることで、生活やトレーニングに意欲が生まれることも期待できます。
就職に意欲があり、主体性をもった人
就労移行支援は2年間利用したら、特別な理由がない限り再び利用することはできません。自身が本当に必要と感じた際の利用をおすすめします。
一般雇用・障害者雇用の形態にこだわりがない人
就労移行支援では、自己理解・障害理解に基づく合理的配慮の整理や、障害者手帳の取得に関する相談など、障害者雇用ではたらくためのサポートもおこなっています。そのため、雇用形態を一般雇用に限定せず、障害者雇用も視野に入れた就職活動により、安定した長期就労を目指したい人におすすめです。
※関連記事:『障害者雇用ではたらくとは?一般雇用との違いや障害者手帳の種類についてまとめました』
向いていない人の特徴
- 向いていない人の特徴
・就労に必要なスキルや知識が身についている人
・就職先を紹介してもらいたいだけの人
・専門的なスキルを身につけたいだけの人
・就職への意欲や主体性に欠ける人 など
また、「専門的なスキルを身につけたいだけ」「就職先を紹介してもらいたいだけ」と考えている場合も、その分野に特化した他のサービスを選んだ方が効率的なため就労移行支援はおすすめしません。
就労移行支援の利用を検討している人は、自分の目的や状況が適しているかどうかを見極める必要があります。
就労移行支援事業所の探し方
- 探し方
・市区町村に相談する
・専門機関に相談する
・検索サイトで調べる
障害や難病で通院している場合は、通院先に相談する方法もあります。障害者就業・生活支援センターや、就労支援センター、相談支援事業所、ハローワークなど専門的な知識をもつ福祉関係機関への相談もおすすめです。
インターネットで検索する際には、「就労移行支援事業所 ○○市」と住んでいる地域を入れると最寄りの事業所が見つかりやすいでしょう。
就労移行支援事業所をいくつか見つけたら、見学や体験を通して事業所の雰囲気やトレーニング内容、支援員の人柄などを確かめましょう。事業所選びのポイントや判断ポイントを紹介した記事もあります。参考にしてください。
※関連記事:『就労移行支援事業所って何?利用を検討する際のメリットと8つの判断チェックポイントを紹介』
※関連記事:『就労移行支援の利用前に知っておきたい、事業所選びのポイント』
就労移行支援「ミラトレ」で自分に向いている仕事を見つけよう
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、障害のある人が自分らしいはたらき方を見つけられるよう、就職準備はもちろん職場への定着まで総合的な支援をおこなっています。ビジネススキルやメンタルケアなど各分野の専門家が連携しあい、一人ひとりの能力や課題に配慮しながら、スキル向上をサポート。実際の職場をイメージした疑似就労プログラムにも力を入れています。
就労移行支援が向いているかどうかお悩みの方や、ミラトレのサービスについて知りたい方は、気軽にお問い合わせください。
監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
■国家資格キャリアコンサルタント
■障害者職業生活相談員
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