ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識

解離性同一性障害の診断を受けている方や、自分自身がそうかもしれないと感じている方の中には、「今の仕事を続けられるのか」「いつか職場で大きな失敗をしてしまわないか」と不安を抱えることがあります。突然の人格の交代や記憶の抜け漏れにより、仕事に影響が生じることもありますが、症状と上手に付き合いながら、安定してはたらき続けている方も多くいます。
本記事では、解離性同一性障害の特徴や原因、仕事で生じやすい困りごと、長くはたらき続けるための工夫、向いている仕事の傾向、相談できる支援機関まで詳しく解説します。
【この記事で分かること】
●解離性同一性障害の特徴と原因
●仕事で直面しやすい困りごとと対処の工夫
●症状に合ったはたらき方や向いている仕事の傾向
●困ったときに相談できる支援機関
目次
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・解離性同一性障害とは?
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└解離性同一性障害の原因
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└解離性同一性障害の特徴
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└解離性健忘
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└人格の交代
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・解離性同一性障害のある方が仕事で直面しやすい困りごと
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・解離性同一性障害のある方が長くはたらき続けるための工夫
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└メモやITツールを活用する
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└人格同士の交換日記・共有ノートをつくる
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└職場での配慮を求める
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・解離性同一性障害のある方に向いている仕事
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└事務職
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└軽作業
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└清掃業
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└デザイナー・ライター、プログラマ
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・解離性同一性障害のある方が仕事やはたらき方について相談できる支援機関
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└ハローワークの専門援助窓口
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└地域障害者職業センター
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└障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)
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└就労移行支援事業所
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・解離性同一性障害のある方が休職・退職をする場合は?
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└休職や退職時に利用できる経済的支援制度
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・解離性同一性障害に関するよくある質問
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└Q.解離性同一性障害を隠してはたらく(クローズド就労)ことは可能ですか?
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└Q.仕事中に粗暴な人格に交代しないか不安な場合はどうすれば良いですか?
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・解離性同一性障害の症状でお困りの方は「ミラトレ」にご相談ください
解離性同一性障害とは?
解離性障害には複数の種類があり、それぞれ現れる症状が異なります。
| 種類 | 主な症状 |
|---|---|
| 解離性健忘 | 個人的な出来事や日々の記憶の一部が抜け落ちる |
| 離人感・現実感消失症 | 自分自身や周囲の世界が現実のものと感じられなくなる |
| 解離性とん走 | 記憶が抜け落ちた状態で、普段の環境から突然逃避し姿を消す |
| 解離性同一性障害 | 複数の人格が交代して現れ、記憶の空白を伴う |
| 特定不能の解離性障害 | 上記いずれにも当てはまらない解離の症状 |
※参考:MSDマニュアル家庭版『解離性同一症 - 10. 心の健康問題』
解離性同一性障害の原因
発達の途中にある子どもが極度のストレスを繰り返し受けると、感情や記憶の統合が十分に進まず、つらい体験を意識から切り離すことで心を守ろうとします。こうした解離が積み重なることで、複数の人格が形成されると考えられています。
解離性同一性障害の特徴
解離性健忘
人格の交代
解離性同一性障害のある方が仕事で直面しやすい困りごと
- 困りごと
●別人格のときに行った業務内容ややりとりを覚えておらず、締め切りの遅れや対応漏れが起こる
●人格によって能力やスキルが異なるため、業務の質にばらつきが生じる
●仕事上のトラブルやストレスがきっかけとなり、人格交代が起こる
●人格が交代することで、同僚への態度や言葉遣い、仕事の進め方が日によって変わってしまう
解離性同一性障害のある方が長くはたらき続けるための工夫
メモやITツールを活用する
人格同士の交換日記・共有ノートをつくる
職場での配慮を求める
※関連記事「合理的配慮とは?就職時の流れや企業での具体例をわかりやすく紹介」
解離性同一性障害のある方に向いている仕事
事務職
軽作業
清掃業
デザイナー・ライター、プログラマ
解離性同一性障害のある方が仕事やはたらき方について相談できる支援機関
- 相談できる4つの支援機関
●ハローワークの専門援助窓口
●地域障害者職業センター
●障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)
●就労移行支援事業所
ハローワークの専門援助窓口
地域障害者職業センター
障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)
就労移行支援事業所
解離性同一性障害のある方が休職・退職をする場合は?
休職や退職時に利用できる経済的支援制度
| 制度名 | 概要 | 対象者 |
|---|---|---|
| 傷病手当金 | 病気やケガで仕事を休み、給与を受け取れない場合に、健康保険から生活を支えるための給付を受けられる制度 | 会社の健康保険に加入しており、病気やケガで仕事を休んでいる方 |
| 自立支援医療制度 | 精神疾患で継続的に通院している方の医療費負担を軽減する制度 自己負担額が原則1割となるため、治療を継続する際の経済的な負担を軽減 |
精神疾患により継続的な通院治療が必要な方 |
| 精神障害者保健福祉手帳 | 精神疾患により、日常生活や社会生活に制約があることを証明する手帳 | 精神疾患の初診日から6カ月以上経過し、一定の障害状態にある方 |
| 障害年金 | 病気やケガによって日常生活や社会生活に支障が生じている場合に、生活を支えるための給付を受けられる公的な制度 | 原則として20歳から64歳までの間に病気やケガを発症し、日常生活や社会生活に支障が生じている方 |
| 雇用保険の基本手当(失業給付) | 離職した方が再就職を目指して求職活動を行う間の生活を支えるために支給される給付 | 雇用保険に加入していた方 |
いずれの制度も申請の条件や手続きが定められているため、利用を検討する際は、勤務先の担当部署や年金事務所、医療機関のソーシャルワーカーなどに相談することをおすすめします。
解離性同一性障害に関するよくある質問
Q.解離性同一性障害を隠してはたらく(クローズド就労)ことは可能ですか?
Q.仕事中に粗暴な人格に交代しないか不安な場合はどうすれば良いですか?
解離性同一性障害の症状でお困りの方は「ミラトレ」にご相談ください
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、障害のある方が無理なく、安定してはたらき続けるための支援を受けられます。対人ストレスの少ないルーティンワークの訓練や、症状の特性に理解のある企業への就職活動支援など、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。解離性同一性障害の症状やはたらき方にお困りの場合は、就労移行支援事業所「ミラトレ」にお気軽にご相談ください。
監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
■国家資格キャリアコンサルタント
■障害者職業生活相談員
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