ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識

報連相とは、「報告・連絡・相談」の3つを指し、職場で円滑に仕事を進めるために欠かせない基本的なコミュニケーションです。しかし、発達障害の特性や職場環境などが影響し、報連相に苦手意識を抱えている方も少なくありません。「何を、誰に、いつ伝えれば良いのか」が分からず、悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、発達障害のある方が報連相に苦手意識を持ちやすい原因や仕事への影響、実践しやすい工夫や就労支援機関について解説します。
発達障害のある方が報連相に苦手意識を持つ背景には、ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの特性が影響している場合があります。ただし、発達障害の特性だけが原因とは限らず、職場環境や業務内容との相性が関係していることもあります。自分に合った報連相の方法を見つけたり、必要な配慮について相談したりすることで、はたらきづらさを軽減できる場合があります。大切なのは、一人で抱え込まず、自分に合った工夫や支援を活用しながら、安心してはたらき続けられる環境を整えることです。
【この記事で分かること】
●報連相(報告・連絡・相談)が苦手になりやすいパターン
●発達障害の特性や職場環境が報連相に与える影響
●職場で実践できる報連相の工夫
●就労支援機関で受けられるサポート内容
目次
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・仕事で報連相ができないときによくあるパターン
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・発達障害のある方が報連相に苦手意識を持ちやすい主な原因
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└ADHD(注意欠如多動症)の特性による影響
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└ASD(自閉スペクトラム症)の特性による影響
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└職場環境やミスマッチが影響しているケース
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・報連相ができないことで生じる仕事の困りごと
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└困りごと1:トラブルの報告遅れによる損失の拡大
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└困りごと2:一人で仕事を抱え込むことによる納期遅れ
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└困りごと3:周囲との信頼関係の悪化
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・発達障害のある方が職場で実践できる報連相の対策
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└テンプレートやチェックリストの活用
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└チャットツールやメールの活用
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└報連相を行うタイミングのルール化
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└「報連相が難しい状況」の事前共有
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・報連相などのビジネススキルの定着や就職活動をサポートしてくれる就労支援機関
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└ハローワークの専門援助窓口
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└就労移行支援事業所
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└就労移行支援で学べる報連相のスキル
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・発達障害のある方の報連相に関するよくある質問
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└Q.「報連相」はどこまで行えば 良いですか?
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└Q. 報連相が苦手なまま就職しても大丈夫ですか?
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└Q. 就労移行支援では報連相の練習ができますか?
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・発達障害の特性があり就労に悩んでいる方はミラトレに相談しよう
仕事で報連相ができないときによくあるパターン
- うまくいかないパターン
パターン① 誰に伝えるべきか分からない
指揮系統が曖昧だったり、複数の上司から指示を受けたりすると、誰に報告すべきか迷ってしまう
パターン② 何をどこまで伝えるべきか分からない
優先順位の判断が難しく、内容を一人で抱え込んでしまう
パターン③ 適切な伝え方が分からない
口頭・メール・チャットのどれを使うべきか判断できず、話や文章の組み立てにも時間がかかる
パターン④ 伝えるタイミングが分からない
状況判断や相手の様子を察することが苦手で、上司の忙しさなどを気にするうちに報告が後回しになる
パターン⑤ 相手の状況を理解することが難しい
相手の業務状況や心理状態を推し量れず、一方的なコミュニケーションになりやすい
発達障害のある方が報連相に苦手意識を持ちやすい主な原因
ADHD(注意欠如多動症)の特性による影響
例えば、不注意の特性によって、報告や相談が必要なタスクそのものを忘れてしまい、気づいたときには報告が遅れてしまうケースがあります。また、衝動性が強い場合は、相手の状況を十分に確認せずに話しかけてしまい、報連相のタイミングが合わずにコミュニケーションがすれ違うこともあります。
ASD(自閉スペクトラム症)の特性による影響
また、「何かあれば報告してください」といった曖昧な指示では、何をどこまで報告・相談すれば良いのか判断できず、報連相が遅れたり漏れたりすることがあります。
※関連記事「大人の発達障害とは。職場での困りごとや対処方法と相談先」
職場環境やミスマッチが影響しているケース
また、仕事内容に興味を持てず業務上の確認や報告がおろそかになったり、自分の適性に合わない業務を任されていたりすると、ミスや相談の遅れにつながることがあります。さらに、相談しにくい雰囲気の職場では、問題があっても一人で抱え込みやすくなります。そのため、自分の特性だけでなく、はたらく環境が合っているかどうかも見直すことが大切です。
報連相ができないことで生じる仕事の困りごと
困りごと1:トラブルの報告遅れによる損失の拡大
その結果、本来であれば簡単に対応できた問題が深刻化し、取引先への影響や納期の遅れなど、より大きな損失につながることがあります。
困りごと2:一人で仕事を抱え込むことによる納期遅れ
困りごと3:周囲との信頼関係の悪化
発達障害のある方が職場で実践できる報連相の対策
- 有効な工夫
●テンプレートやチェックリストを活用する
●チャットツールやメールを活用する
●報連相を行うタイミングをルール化する
●報連相が難しい状況を事前に共有する
テンプレートやチェックリストの活用
例えば、次のような項目をあらかじめ決めておくことで、情報を整理しやすくなり、伝え漏れの防止にもつながります。
- 報告の例
・何が起きたか
・現在の状況
・自分が行った対応
・今後の相談事項
チャットツールやメールの活用
報連相を行うタイミングのルール化
「報連相が難しい状況」の事前共有
例えば、「口頭よりチャットの方が伝えやすい」「曖昧な指示は理解しづらいため、具体的に伝えてほしい」といった希望を共有することで、合理的配慮を受けやすくなり、はたらきやすい環境づくりにつながります。
報連相などのビジネススキルの定着や就職活動をサポートしてくれる就労支援機関
ハローワークの専門援助窓口
就労移行支援事業所
就労移行支援で学べる報連相のスキル
発達障害のある方の報連相に関するよくある質問
Q.「報連相」はどこまで行えば良いですか?
Q. 報連相が苦手なまま就職しても大丈夫ですか?
Q. 就労移行支援では報連相の練習ができますか?
発達障害の特性があり就労に悩んでいる方はミラトレに相談しよう
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、コミュニケーション講座や擬似就労などの実践的なプログラムを通じて、報連相やビジネスマナーを身につけることができます。擬似就労の時間を設けているため、実際の仕事を想定しながら、上司への報告や相談のタイミング、伝え方の工夫などを実践的に学べることが特徴です。
また、一人ひとりの状況や特性に合わせて、コミュニケーション面の課題を整理し、自分に合った対応方法を支援員と一緒に練習しながら身につけていくことができます。就職活動のサポートだけでなく、仕事を安定して続けるための習慣づくりや職場定着に向けた支援も行っているため、安心して就職を目指せます。
「報連相に苦手意識がある」「職場でのコミュニケーションに不安がある」という方は、まずはお気軽に「ミラトレ」の支援員にご相談ください。
監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
■国家資格キャリアコンサルタント
■障害者職業生活相談員
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