基礎知識

公開日:2026/3/27
  • X
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Email

就職ガイド –はたらく選択肢-

うつ病からの復職が怖いときの対処法や利用できる支援サービス

うつ病からの復職が怖いときの対処法や利用できる支援サービス

うつ病により休職している人の中には、「復職が怖い」「復職について考えると不安になる」という人もいるのではないでしょうか。体調は安定してきているのに、いざ復職が近づくと不安が強くなるのは、決して珍しいことではありません。あまりネガティブにとらえる必要はないのです。この記事では、復職が怖いと感じる主な理由や、その恐怖感を軽減するための対処法、復職までの流れについて詳しく解説します。また、復職後も無理なくはたらき続けられるようサポートしてくれるリワークについても紹介するので参考にしてください。

うつ病からの復職が怖い理由

うつ病で休職している場合、復職が怖いと感じる人も多くいると思います。長く仕事から離れていれば、復職に対して不安になるのも自然なことです。とはいえ、不安を抱えたままではストレスの原因になり、うつ病の再発や症状の悪化につながる可能性もあります。

ここでは、復職に対する不安を軽減するために、復職が怖い主な理由について解説します。自分の気持ちを客観視することで、不安軽減に向けた糸口が見つけやすくなります。

以前と同じようにはたらけないかもしれない

復職が怖い理由のひとつに、「以前と同じようにはたらけないかもしれない」という不安が挙げられます。仕事から長く離れていると、休職前のように業務をスムーズにおこなえるかどうか心配になることもあるでしょう。

復職したからといって、すぐ以前と同じようにはたらけるとは限りません。まずは「以前の状態に戻ること」を目標にするのではなく、「職場や仕事に慣れること」を目指しましょう。短時間勤務から始めるなど、焦らず段階を踏むことが大切です。

職場の人に受け入れてもらえないかもしれない

「職場の人に受け入れてもらえるだろうか」という対人関係の不安も、復職が怖い理由のひとつに挙げられます。長く仕事を休んでいたことや、休職前のようにはたらけないことに対して、周囲から批判されるのではないかと怖くなってしまう場合です。

不安でつらいときは、信頼できる人や主治医などに相談しましょう。悩みを一人で抱え込まないことが大切です。

調子がまた悪くなるかもしれない

復職が怖い理由として、「心身の調子がまた悪くなるかもしれない」という不安も挙げられます。実際に、うつ病は一度寛解しても再発する可能性があります。厚生労働省の調査によると、再発率は約60%となっています。再発を防ぐためには、不安や悩み、ストレスをためないよう主治医に相談したり、上司に出勤時間や業務内容の調整を相談したりと、対策をおこないましょう。

※関連記事「うつ病が再発したらどうする?再発の予防策や仕事との向き合い方を解説

復職が怖いときの対処法

復職への不安を和らげるための対処法をいくつか紹介します。

復職への不安や恐怖を主治医に相談する

復職が怖いと感じたら、不安や恐怖について主治医に相談しましょう。一人で悩んでいると、気づかないうちにストレスとなって心身の不調を招く恐れがあります。復職には主治医による「復職診断書」が必要です。適切なタイミングで復職するためにも、必要であれば休職期間の延長も含めて、主治医としっかり相談しましょう。

生活リズムを整える

休職中は心身の回復を優先するため、「起きたい時間に起きる」「昼寝をする」など不規則な生活になりがちです。しかし、生活リズムが崩れたままでは、復職後の生活に適応するのが難しくなります。体調が回復して、医師にも許可が得られたら、毎朝同じ時間に起きる、日中は昼寝をせずに軽い活動をするといった、復職を想定した生活習慣へ戻していきましょう。ただし、いきなり完璧を目指すと疲れてしまうため、無理のない範囲から少しずつ進めていくことをおすすめします。

仕事に必要な体力・気力を回復する

復職にあたって、業務をおこなうために必要な体力や気力、集中力を回復していきましょう。復職すると、通勤や長時間の業務、対人関係などで、体力だけでなく気力や集中力も必要となります。心身が回復し、復職を検討する段階になったら、次のような活動を取り入れるのがおすすめです。
  • 活動例
    ・椅子に座って過ごす時間を増やす
    ・家事をおこなう
    ・散歩や買い物に出かける
    ・読書をする など
身体を動かす時間や集中して取り組む時間を少しずつ増やすことで、体力や気力の回復を期待できます。それが自信となり、復職に対する恐怖心を和らげることにつながります。

うつ病による休職から復職までの流れ

うつ病による休職から復職するには、「治療専念期」「リハビリ期」「職場復帰準備期」という段階を経るのが一般的です。ここでは、職場復帰準備期を迎えた休職中の人が、復職するまでの流れについて詳しく説明します。

うつ病を発症し、休職を検討している場合は、休職までの流れや休職中の過ごし方について詳しく解説している以下の記事を参考にしてください。

※関連記事「うつ病による休職期間はどのくらい必要?休職から復職・退職までの流れについて

復職したい旨を主治医に伝える

症状が改善して安定してきたことから、復職が視野に入ったら、まずは復職の意思を主治医に伝えましょう。日常生活に支障がない程度に回復していても、職場復帰できるレベルに達しているとは限りません。医師の判断を仰ぎ、復職可能と診断されたら「復職診断書」を作成してもらいましょう。

職場と復職について話し合う

次に、「復職診断書」を会社に提出し、上司や人事担当者、産業医と話し合いの場を設けてもらいます。現在の病状や状況を伝えた上で、復職の時期や勤務時間、業務内容の調整について相談しましょう。企業によっては、試し出勤や短時間勤務、出張制限、残業禁止などの配慮が受けられる場合があります。制度を利用しながら、徐々に職場に慣れていくことが大切です。

※関連記事「合理的配慮とは?就職時の流れや企業での具体例をわかりやすく紹介

うつ病で休職中の人が復職に向けて利用できる支援サービス

「復職が怖い」という、うつ病で休職中の人におすすめの支援サービスがあります。

リワーク(復職支援)

リワーク(復職支援)とは、うつ病や適応障害、双極性障害などの精神障害で休職している人を対象とした復職支援プログラムです。主に医療機関や公的機関で実施されており、復職後も無理なくはたらき続けるためのスキルや能力を段階的に身につけられます。復職に関する悩み相談もできるので、不安の軽減につながります。

リワークは「医療機関」「障害者職業センター」「就労移行支援事業所」「企業(職場)」などで受けられます。施設によってプログラム内容や特徴が異なるため、事前に確認しましょう。

※関連記事「長期休職中の方に必要なリワークとは?取り組み内容やリワークの効果について解説

就労移行支援

就労移行支援は、障害のある人の一般企業への就職を支援する障害福祉サービスです。就労移行支援事業所は、障害がある人の就職を支援するノウハウが豊富で、実践的なプログラムや支援員との面談を通じ、長くはたらき続けるための力を養えます。事業所によっては、休職者向けのリワークを実施しているところもあります。定着支援という形で、復職後もサポートを受けられるというメリットがあります。

就労移行支援事業所「ミラトレ」でおこなっているリワーク支援について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

うつ病からの復職には無理は禁物

復職後、安定してはたらくには、焦らないことが重要です。うつ病は回復に時間がかかる上、体調にも波がある病気です。再発率も高いことから、症状が安定しているからといって無理は禁物です。特に、「休職前と同じようにはたらかなくては」という焦りはストレスとなり、不調の原因になりかねません。

復職後は、時間をかけて少しずつ体を仕事に慣らしていく必要があります。業務量や勤務形態について上司と相談しながら、無理のない範囲でスタートしましょう。

うつ病からの復職が怖い方は「ミラトレ」に相談を

うつ病により休職中の場合、復職が怖いと感じるのはごく自然なことです。恐怖心や不安感は一人で抱え込まず、身近な人や医師に相談することが大切です。それでも不安を払拭できない場合には、リワークなど復職支援サービスの利用をおすすめします。

パーソルダイバースが運営する就労移行支援事業所「ミラトレ」と「ミラトレリワーク(大井町・川口の2営業所)」では、リワークプログラムを提供しています。安心して職場に復帰し、安定してはたらき続けられるよう、専門知識をもつスタッフが復職から定着まで一貫してサポートします。

復職について悩んでいる方やミラトレのリワーク支援について詳しく知りたい方は、一度お近くの事業所にご相談ください。

まずは、お気軽に
支援員にご相談ください

ご自身のお困りごとや
就職について
知りたいことも
支援員が親身にお話をうかがいます

資料請求 相談・見学

ミラトレの確かな実績 ミラトレの確かな実績

執筆 : ミラトレノート編集部

パーソルダイバースが運営する就労移行支援事業ミラトレが運営しています。専門家の方にご協力いただきながら、就労移行支援について役立つ内容を発信しています。