ミラトレノート
就労移行支援の
基礎
知識

適応障害によってはたらくことがつらくなり、「転職すべきか」「今の職場で続けるべきか」と迷っている方は多いのではないでしょうか。本記事では、適応障害のある方が転職を成功させるための進め方や、面接での伝え方を解説します。
適応障害を発症したからといって、転職が必ず不利になるわけではありません。大切なのは、症状が落ち着き生活リズムが整ってから、主治医と相談して動き出すことです。前職で何がストレスだったのかを振り返り、必要な配慮や希望するはたらき方を整理したうえで、給与だけでなく職場環境を重視して転職先を選びましょう。一人で進めるのが不安な場合は、就労移行支援などの支援機関に相談しながら進めるのも一つの方法です。
【この記事で分かること】
●適応障害のある方の転職は不利になるのか
●適応障害の症状がつらい場合に選べる4つの選択肢
●転職を成功させるための5つの進め方と、面接での伝え方
●適応障害のある方が活用できる支援サービス
※適応障害は、ICD-11(WHOの国際疾病分類 第11版)の日本語訳などで「適応反応症」という名称が用いられています。診断や治療については、必ず医療機関に相談しましょう。
目次
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・適応障害のある方は転職・休職・現職継続・就労移行支援のどれを選ぶべき?
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└現在の職場で環境調整を行う
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└休職して心身の回復を優先する
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└転職する
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└就労移行支援を利用する
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・適応障害のある方の転職は不利になる?
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・適応障害発症後に転職活動を始めるタイミング
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・適応障害からの転職で失敗しやすい5つのパターン
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・適応障害からの転職を成功させる進め方【5ステップ】
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└十分に回復してから動き出す
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└再発を防ぐために要因を言語化する
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└希望する勤務条件や必要な配慮を整理する
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└環境重視で転職先を検討する
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└第三者・支援機関に相談しながら進める
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・転職活動や入社後に適応障害はばれる?
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└面接での伝え方(オープン・クローズ就労)
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・再発の予防にはリワークや就労移行支援の活用がおすすめ
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└転職エージェントと就労移行支援の違い
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└就労移行支援「ミラトレ」の就職事例
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・適応障害がある方の転職に関するよくある質問
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└Q. 前職を短期間で辞めていても転職できますか?
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└Q. 適応障害の症状がある場合、障害者雇用枠や障害者手帳は使えますか?
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・適応障害発症後の転職活動が不安なときは就労移行支援「ミラトレ」に相談を
適応障害のある方は転職・休職・現職継続・就労移行支援のどれを選ぶべき?
| 選択肢 | 内容 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 現職で環境調整 | 部署異動や業務量の調整、勤務時間の短縮などを相談する | 職場との調整が可能で、ストレス要因が特定できている人 | 会社の制度や理解によって実現しにくい場合がある |
| 休職して回復を優先 | 診断書を提出して休み、ストレスの原因から離れて心身を休める | 心身の回復を最優先したい人 | 焦って動き出すと再発しやすいため、十分な休養期間が必要 |
| 転職 | 症状が回復し、心身が安定してから転職活動を行う | ストレスの原因が職場環境そのものにあった人 | 回復前に始めると再発のリスクが高まる |
| 就労移行支援 | 生活リズムの改善やスキル訓練を受けながら転職活動を進め、就職後は定着支援も受けられる | 一人での転職活動に不安があり、支援を受けながら進めたい人や、再発を防ぎ安定してはたらきたい人 | 利用には障害福祉サービス受給者証の取得が必要 |
現在の職場で環境調整を行う
休職して心身の回復を優先する
※関連記事「リワークとは。実施機関や利用料金など活用ポイントをわかりやすく解説」
転職する
就労移行支援を利用する
※関連記事「適応障害で仕事を続けるメリット・デメリットについて」
※関連記事「適応障害で休職・退職する前に検討すべきポイントと退職の流れ」
適応障害のある方の転職は不利になる?
転職が不利になるとはいえない理由は、以下の3点です。
- 不利になるとはいえない理由
●ストレスの原因から離れて回復すれば、就業に支障が出にくいこと
●症状を開示するかどうかは、自分で選べること
●就労移行支援など、支援を受けながら転職を進める選択肢があること
適応障害発症後に転職活動を始めるタイミング
| 項目 | チェック |
|---|---|
| 睡眠や食欲が安定している | ☐ |
| 日中、決まった時間に活動できる | ☐ |
| 大きな気分の落ち込みが少ない | ☐ |
| 転職活動を始めることについて、主治医の同意を得ている | ☐ |
上記はあくまで目安です。実際に転職活動を始める時期は、自己判断せず、主治医に相談しながら判断しましょう。
適応障害からの転職で失敗しやすい5つのパターン
- 失敗やすいパターン
1.回復前に転職活動を始めてしまう
2.給与・条件だけで転職先を決めてしまう
3.要因や必要な配慮を整理しないまま応募してしまう
4.通勤負荷を見落としてしまう
5.一人で抱え込んで転職活動を進めてしまう
適応障害からの転職を成功させる進め方【5ステップ】
- 転職を成功させる5つのステップ
①十分に回復してから動き出す
②再発を防ぐために要因を言語化する
③希望する勤務条件や必要な配慮を整理する
④環境重視で転職先を検討する
⑤第三者・支援機関に相談しながら進める
十分に回復してから動き出す
再発を防ぐために要因を言語化する
希望する勤務条件や必要な配慮を整理する
環境重視で転職先を検討する
第三者・支援機関に相談しながら進める
※関連記事「適応障害の人の仕事選びのポイントや長くはたらき続けるコツ」
転職活動や入社後に適応障害はばれる?
面接での伝え方(オープン・クローズ就労)
オープン就労
障害があることを会社に伝えて就労する方法です。一般枠・障害者雇用枠のどちらでも可能です。オープン就労は、業務内容や勤務時間などの配慮を受けやすいといえます。現在の体調、必要な配慮、再発防止の工夫を具体的に伝える必要があります。
クローズ就労
障害があることを会社に伝えず、一般枠で就労する方法です。求人の選択肢が広い一方、配慮は受けにくい特徴があります。
クローズ就労の場合、空白期間がある場合は「体調を崩して療養していたが、現在は回復しており業務に支障はない」などの事実を簡潔に伝え、虚偽の説明はしないことが大切です。
どちらを選ぶかは、適応障害の回復状況や、業務上どの程度の配慮が必要かによって変わります。なお、障害者雇用枠を希望する場合は、原則として精神障害者保健福祉手帳が必要であり、障害の状況を開示するオープン就労が基本となります。適応障害のみでは障害者手帳の取得が難しい場合もあり、障害者雇用枠を利用できるかどうかは個別の状況によって異なります。
再発の予防にはリワークや就労移行支援の活用がおすすめ
転職エージェントと就労移行支援の違い
| サービス | 役割 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 転職エージェント | 求人紹介や、応募書類・面接のサポートを行う | 体調が安定しており、求人紹介や選考対策のサポートを受けたい人 |
| 就労移行支援 | 生活リズムの改善やスキル訓練、就職後の定着支援まで一貫してサポートする | 再発への不安があり、支援を受けながらじっくり進めたい人 |
就労移行支援「ミラトレ」の就職事例
基本的なトレーニングや擬似就労に取り組む中で、課題ややりたい仕事を発見し、約20日間の実習をやり抜いたことで就労に対する自信が生まれたようでした。面接練習に重点を置き、支援員と質疑応答を繰り返すなど、妥協せずに努力した結果、支援員が見つけた理想の求人に応募し、見事就職を実現しました。
※関連記事「適応障害の30代女性Gさんの就職事例」
適応障害がある方の転職に関するよくある質問
Q. 前職を短期間で辞めていても転職できますか?
Q. 適応障害の症状がある場合、障害者雇用枠や障害者手帳は使えますか?
適応障害発症後の転職活動が不安なときは就労移行支援「ミラトレ」に相談を
就労移行支援事業所「ミラトレ」では、生活リズムの安定やストレス対処法の習得、擬似就労による実践的なトレーニングを通じて、一人ひとりが自分に合ったはたらき方を見つけられるようサポートしています。就職活動の支援だけでなく、就職後の定着支援も行っているため、「はたらきたいけれど適応障害の再発が不安」「自分に合ったはたらき方が分からない」という方はお気軽にご相談ください。
監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
■国家資格キャリアコンサルタント
■障害者職業生活相談員
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